女性なら大体、小学5・6年生以降くらいから履き始めているトゥシューズ。
つま先が伸び綺麗に甲が出て立つ姿はとても美しいですよね。
履き始める年齢としたら、年齢的には小学5・6年生くらいがベストです。それにはきちんとした理由があります。
個人差はありますが、一般的に骨は10〜12歳くらいで形成され始めます。ちなみに女性の場合、月経が開始してから2〜3年経過した頃に形成されるといわれています。その柔らかい状態の骨のままでジャンプなど強く大きな荷重が掛け過ぎるてしまうと、骨が変形したりヒビが入り骨折に至る可能性があります…。
上記のほか、個々の筋肉量・筋力レベルも重要です。
トウシューズを履くには、個々の成長スピード・骨の形成状況やバレエの基本レッスンで身に付けた筋肉の量や筋力レベルの状況把握が必要です!その生徒自身はもちろん、親御さんや家族、先生やトレーナー等のサポーターがきちんと把握し、相談・アドバイスできる環境を作ることが大切です。
話は変わりますが、題名の通り、私はトゥシューズがトレーニングに効果的であると考えています! 昨年受講したバレエ安全指導者資格ベーシックコースでも同じお話がありました。代表の中谷先生もおっしゃっていましたが、ア・テールで立っている時よりもポアントで立つということは非常に筋力が入ります。足裏やルルベよりもさらに狭い面積で自分の体重を支えながら踊る必要があるため、より一層の重心を引き上げる筋力を必要とします。同時に巧緻性や平衡感覚も普段立つ姿勢と変わりますから、様々な身体能力がトレーニングされるのです。
ポアント〜ドゥミ〜ア・テールになる時も”ドスン!2と降りることはできませんから、ゆっくりと内転筋などの筋肉を働かせながら1つ1つのポジションを経過する必要があります。これらを丁寧に丁寧にトレーニングしていくことで脚の筋力や体幹を維持安定させる筋肉、巧緻性や平衡感覚が養われ、速いテクニックの踊りやゆっくりしっとりとした踊りでも自分の身体を思うようにコントロールしながら踊れるようになるはずです!
是非、上記から自分自身のバレエ・トゥシューズの履き方やトレーニング方法を見直したり参考にしてみてくださいね!
※ダンスマガジン-YAGP2017日本予選特別レクチャー参考
「11歳まではトウシューズは履かなくていい」
http://yagp.org/japan/2018/Toe shoes_Doc.pdf
※バレエ安全指導者資格HP
https://safedance.jp