「静的ストレッチよりも動的ストレッチをした方がいい。静的ストレッチは時代遅れ…。」などと耳にすることが多々ありますが、実際にはどうなのでしょうか??
某トレーニング雑誌でも取り上げられていたこの件について私も考えてみました。
…私としては「どちらも必要」という考えです。
静的ストレッチNGの意見としては以下のようなものがあります。
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- 「静的ストレッチは関節の可動域を広げるため筋力が対応できずにパフォーマンスの低下に繋がる」
- 「静的ストレッチをしても血流の上昇は見られないため運動前に行ってもあまり意味がない。そのため動的ストレッチを行うべき」
- 「伸張性反射(筋肉が伸びたら元に戻るために縮もうとする反射)が起きてしまい逆効果」
確かに一理ある!とは思いますが、100%そうとは言い切れないと感じます。
私がそう考える理由は以下です。
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- ストレッチのみを沢山していれば、「柔軟性」に対して『筋持久力』や『筋力』『筋パワー』『瞬発力』などの要素も同様にトレーニング(実施)させていないと全体の能力がアンバランスになりパフォーマンスが低下…というよりもパフォーマンスが「不安定」になってしまうと考えられます。
- 静的ストレッチでも血流が上がらないわけではありません。ただし、上記意見のように動的ストレッチを実施した後の方が血流の増加が期待できるのは確かなため、もし行うならば動的ストレッチ(バリスティックストレッチ・軽いジョグやウォーキング等のエクササイズ)を実施した後に静的ストレッチを行った方がより効果的だと考えます。
- 伸張性反射が起きるのはストレッチをする限り仕方がないことです。そのため、無理に伸ばしすぎないことを意識したり、左右均等な時・回数・強度、そしてストレッチを行う目的の筋肉に対して反対側の機能をする筋肉とのストレッチのバランスを考えて行えば良いと考えます。
トレーニング雑誌の回答でも同様の意見でした。
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以前に筋肉をケガしてしまった人は、必ずストレッチをやってほしい。ケガをした筋肉は、萎縮して伸びにくくなっているのだ。動的ストレッチだけで運動へと入ってしまうと、またケガという事態になりかねない。こういう人は静的ストレッチも行おう。
確かに、私的にもケガや痛みがある場合に関してもそうした方が良いと感じます。
ケース・バイ・ケース!という言葉が正しいでしょうか?
自分自身で判断したり、自己流で行なったり、言われたからそうする…ではなく、専門家や詳しい人からも情報収集をしつつ判断することが大切ですし、おすすめです。自分に合った方法を見つけ、正しく楽しいストレッチライフを送りましょう♪
Tarzan 限定版-ストレッチBOOK(特別編集)参考