睡眠時間

久しぶりの更新となりました!
仙台生活にもだいぶ慣れ、私生活や仕事とのリズムも安定してきたところで、いよいよ投稿再会です♪

さて、今回のテーマは睡眠時間。
最近「ポケモンスリープ」というアプリを活用して睡眠を見直しつつポケモンの寝顔を集めたりカビゴンを大きく育てたりして楽しんでいます!(笑)

さて、本題。
睡眠時間、皆さんは何時間確保していますか??

日本人の睡眠時間は、調査機関や調査対象者によって結果は多少異なりますが、世界でも有数の短時間睡眠民族であることは間違いありません。
忙しくて寝る時間がない人だけでなく、睡眠障害によって睡眠時間が十分にとれない人も少なくないようです。
私が以前の職場で担当させていただいたお客様の3〜4割が睡眠導入剤を飲まれていました。それ以外の方でも多くそういった事案を耳にしますので、睡眠に関する悩みを持っている方は少なくないのです。

2015年の国民栄養・健康調査によると、睡眠時間が6時間以下の人の割合は約4割に達し、特に働き盛りである男性30歳〜50歳、女性40歳〜50歳ではその割合がさらに高くなっています。

慢性的な睡眠不足、睡眠負債といった症状が多い日本。(睡眠負債は、いわゆる借金のように睡眠不足の度重なる蓄積。それにより心身に悪影響を及ぼす恐れのある状態です。)
睡眠負債が蓄積した結果、脳機能が低下し、集中力が低下します。また、それにより仕事が捗らなかったり、不安や焦り、気持ちの落ち込みや慢性的な疲労感、小さなことで苛立ちを感じるなど…うつ病や不安障害の発症率が高まります。

さらに睡眠負債の蓄積は、糖尿病、高血圧、認知症などととも科学的に証明されています。関連するこそれでは、睡眠負債が生じないような睡眠時間はいったいどれくらいでしょうか?
睡眠時間と死亡率の関係を調査した研究では、睡眠時間7~8時間の人が最も死亡率が低く、これより短くても長くても死亡率は増加することが明らかにされています。
また、睡眠時間が6時間以下の人は、7時間寝ている人より乳がんの発症リスクが1.6倍になったとする研究もあるといいます。

睡眠時間が短いと肥満傾向になることも指摘されており、女性を対象とした研究では、睡眠時間7時間の人が最も体格指数(が低かったと報告されています。 さらに、肥満、高血圧、高コレステロールなどの心臓病危険因子が高い人で、睡眠時間が6時間以下であれば、心臓病や脳卒中による死亡率は2.1倍高いという研究結果もあるのです…。

以上をまとめてみると、

・睡眠負債が蓄積しないようにするためには7時間の睡眠時間は確保したい。
・どうしても7時間の睡眠時間がとれないとしても、健康などへの影響を考えると、6時間の睡眠は不可欠。

6時間睡眠は健康などへの影響を考えると許容限界かもしれません。
ただし、6時間睡眠では、睡眠負債が蓄積している可能性があります。

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睡眠負債の解消は、不足している睡眠時間を補うこと以外に方法はありません。ただし、週末や休日に普段より長く眠ることは、生活リズムを乱す原因になります。(よく寝溜め…と言われるやつですね。)
リズムが乱れると、睡眠への影響は大きいので、反対に睡眠負債が増えることになりかねないのです。

また、日中に15分程度の昼寝をすることは有効と言われています。
しかし、昼寝の時間が長くなると、午後の仕事に影響したり、夜の寝るべき時間に眠れなかったりするので、20分以内に抑えたほうがいいと言われていますので、休憩時間中の睡眠時間は注意・意識して取るようにして下さいね。

ポケモンスリープでも5時間代の睡眠だとポケモンの元気は50%くらいしか回復しません…。(なので可哀想だから寝よう!と思っちゃう。素晴らしい戦略ですよね。笑)

是非、睡眠を観察・管理するアプリケーションやツールは今沢山ありますので、活用しながらご自身の睡眠の質や睡眠時間を見直してみてはいかがでしょうか?

健康づくりのための睡眠指針
2014(厚生労働省)

~睡眠12箇条~
1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2.適度な運動、しつかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。


出典:厚生労働省2014

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