自律神経には2種類ありますが、副交感神経を優位にすることでリラックスすることができ精神的疲労がリフレッシュ(回復)できると言われています。
一方、肉体的な疲労に関しては、副交感神経を優位にしてリラックスするだけでは大きな回復は見込めません。十分な栄養補給や休息、ストレッチングやボディマッサージやトリートメントに加え、入浴を勧められることが多いと思います。
ではなぜ、入浴なのか…?
そこには、私たちの身体の”しくみ"が関係しています。
食事でとった栄養は消化吸収され、血液により全身の細胞に届けられます。その栄養の運搬をスムーズにするためには血液循環を良くすることがポイントだからです。
また、休息の究極は睡眠です。良質な睡眠を取るためには、夜間就寝時にスムーズに体温を下げる必要があります。そこでもまた、入浴が1つのポイントになるのです。入浴することによって一度上昇した体温は、時間の経過とともに低下していきます。これがスムーズに行われることによって良質な睡眠をもたらすのです!
血液が身体の中を一周するのにかかる時間は約1分間と言われています。これを生かし、入浴中ではぬるめのお湯(39℃〜40℃、夏場暑い時期は38℃〜39℃)に20分程浸かれば、温まった血液が全身の毛細血管まで巡り栄養運搬がスムーズになります。更に、入浴による水圧でも血行を促進させることができるため一石二鳥で栄養運搬を助けてくれるのです。また、入浴によって上場した体温は浴室を出た後自然に徐々に低下していくため、いい眠りへの手助けをしてくれるのです。
疲労を感じている人はもちろん、運動を習慣としている人は特に意識して入浴をすることが大切です。
度々入浴の話は投稿していますが、とても大事なこと!!
日々の入浴習慣を自分の身体に更にプラスになるように工夫しましょう♪
Davide 「劇的疲労回復」 参考
日本文芸社