このお話は、「バレエ上達へのヒント〜part2〜」から引用させていただいております。とても参考になりましたので、共有させていただきます。
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「わかる」ことは「分ける」ことから始まる。
あなたがアン・ドゥオールに脚をおくように指示された場合、練習を重ねていけば、力の記憶があなたに残ります。どうすれば正しいのか?、どうすれば正しくないのか?.....まずは、この力の記憶をきちんと保っておいて下さい。そして次回の練習では、先述の力の記憶に従って、まずは理想とするポジションに自分の身体をおくのです。ここからが今日の練習です。少し慣れた自分の身体(脚)の内部を10等分し、その中から最も望ましい力の入れ方ができている部分を選び出します。そして必ず、記憶しておきましょう。…....今日の練習はここまでにします。 これが半年も続けば、あなたは見違えるような進歩を遂げるでしょう。
練習とは「身体の内部探検』なのです。焦らず、くじけず、諦めず、自分の身体の変化(成長)を楽しみながら、無理なく取り組んでいきましょう。この力の記憶が脈絡となって、大腿骨から膝を貫き、踵を通り、足の先端までを一つの線で結ぶのです。 我々舞踊手は、この感覚の記憶によって「踊れる」という自信を深めていきます。 練習不足の場合はこの記憶を呼び戻そうと一生懸命になります。また、新しい技を獲得する際には、「望ましくない」感覚の神経の東の集まりを捨てるように心がけて、まるで外堀を埋めていくような感覚で、求める神経を選びだそうと努力してください。
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内容は少し難しいかもしれませんが、日々の練習をするにおいてのコツが書かれている。そんなふうに感じました。
何より、私たちの意識は身体の部位全てや筋肉、その筋肉の繊維の1本1本全て一気に向けられるかというと…それはほぼ、不可能ですよね。
ピルエットを回るのにいきなり10回転なんて絶対できません。1回転を、まず如何に綺麗に回ることができるのか。その前に、パッセやルルベをきちんと高く正しいポジションできるのか…。プリエをきちんと踏めているのか…。など、様々意識することはありますが、1つ1つの意識を続けて重ねていくことで大きな進歩を遂げることができるのです!
是非、1つ1つの意識を繋げていくことを練習において感じてみて下さいね!
「バレエ上達へのヒント〜part2〜」参考