以前アキレス腱の痛みについて、記事を書かせていただきました。
昨日「バレエのサイエンス」という書籍を読んでいた際、足首の硬さについての内容を見つけました!そちらの内容を参考に、再度足首の硬さについても書かせていただこうと思います。
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うまくドゥミ・プリエができないのは、足関節が固いためであるかもしれない。足関節が固いと、踵が床から離れたり着いたりするときに、筋肉をじゅうぶんに収縮(縮む)・地緩(伸びる)させたりストレッチさせたりできない。
※ここでいう筋肉は、腓腹筋・ヒラメ筋である。
重心が正しく中央にあり、足先にのっているかを確認し、できるだけ膝と足の甲、中足骨のアーチ、つま先の筋肉の柔軟性を増加させるようにすべきである。 トレーニングの初期の段階で、バランスの中心線を中央に保っことは、固い足首の人にとってとくにたいせつである。なぜなら、このタイプの人は足の甲の下の筋肉が短いので、エレヴェーションのさい、無理な力を使うことがあるからである。
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この本では、関節を動きやすくすることの大切さを特に説いています。そのためには、足関節周りの筋肉や靭帯、腱などを総合的に柔らかくし可動域を広げていくことが大切だと思います。以前お伝えしたように、腓腹筋やヒラメ筋はもちろん、前脛骨筋や後脛骨筋、腓骨筋…。その他様々ありますが、柔軟性と筋力を維持向上することが大切です。
また、バランスの中心線を中央で保つことも大切つと説いてもいましたが、片足軸で立つ動き・両足軸で立つ動き…それぞれ様々なパにおいて、自分の中心軸・中心点を保ち続けることも大切だと感じます。弥次郎兵衛やシーソーで例えるとあの中心部分のことです。中心がきちんと設定されていないと、左右に偏りが起こり動きにも姿勢にも偏りが生まれうまくバランスを保つことができません。また、それらのアンバランスを無理に支えようとすれば、無理をしている部分に負担がかかり固さや痛みや怪我につながります。その為に、常に踊りにおいて中心が備わっていることが必要なのです!
上記から、足関節の硬さの改善のためには、柔軟性や関節可動域の改善とともに、自分自身の中心軸や中心点を保ちながら踊ることが必要なのです!
「ヤングダンサー指導のためのバレエのサイエンス」参考