入浴のススメ

入浴!身体に良いと言われていますが、なぜ身体にいいのか…。また、入浴における工夫の仕方をお知らせします♪

まず、入浴がもたらす身体への作用はどんなことがあるのかを知っていきましょう!!

1.温熱作用

  • 高い温度(42~44℃)での入浴の場合、交感神経(ONモードの神経)の緊張を促し、活動的にします。
  • 低めの温度(35~38℃)での入浴の場合、副交感神経(OFFモード・リラックスの神経)が働いて精神的にも安らぎ、落ち着いた気分になれます。

これらを元にすると、その日のコンディションやその後の活動に合わせてどのお湯の温度で入浴するかのヒントになりますね!

2.水圧作用

水中では水圧がかかるため、身体(体積が)小さくなります。

浴槽中で

  • 胴回りは3〜6cm小さくなる
  • 胸回りは1〜3cm小さくなる

上記にある胴回りや胸周りには、呼吸に関わる筋肉が集まっています。そのため水圧により腹部に受ける圧力で横隔膜が上に押し上げられ、肺の容量が少なくなると体内の空気量が減少します。これを補おうとして呼吸数が増え、一方静脈の血液やリンパ液が一斉に心臓に戻されるので、心臓の働きが活発になり全身の血行が良くなります。

3.浮力作用

お湯に入ると身体は浮力を受けて軽くなります。(プールで身体が浮くのと同じですね!※アルキメデスの原理)

水中では空気中に比べて身体の重さが約1/9程度になります。普段私たちの身体は動いていなくとも筋肉が働いて支えるために働いていた筋肉も力を発揮しなくても良くなるので弛緩、また、水の抵抗も加わるので筋肉の増強に向いています。この原理が、いろいろな病気や障害の治療に応用されています。身体が軽くなるので、だるさを感じなくなり心身共にリラックスできます。

以上3つの物理作用について簡単に紹介しましたが、ひと口にお風呂といっても、温度や時間、湯の量によって身体に及ぼす影響はさまざまです。熱い湯は交感神経を刺激して身も心も緊張します。逆に湯がぬるければ、心身はゆるんできます。お風呂好きといわれる日本人ですが、漫然と入るのではなく、目的にあった効果的な入浴法を心得て入ることが大切です。目的別の効果的な入浴法をまとめましたので、参考にしてください。


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以上の3つの作用が合わさることでより効果的な入浴効果をもたらします。 それぞれの目的にあった効果的な入浴方法を考慮しながら入浴することでより効果的な入浴ができますね!!是非参考にしてみてください♪

その他にも詳しい入浴のポイントが参考にさせて頂いたサイトに載っています。
是非、見てみてください!

↓↓↓
※日本浴用剤工業会「入浴によって得られる作用」参考
 https://www.jbia.org/knowledge4.html
→目的別の効果的な入浴法

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